小麦粉についての問題点など

日本の小麦は9割が外国産

しろとみどりでは、小麦粉ではなく米粉を使用していますが、小麦粉について少しお話をしていきます。

小麦は約9割が輸入に頼っている!

ご存じでしたか?現在日本国内で消費されている小麦の約9割は、海外からの輸入に頼っています。輸入している国は、1位アメリカ(49.8%)2位カナダ(33.4%)3位オーストラリア(16.8%)とこの3ヶ国でほぼ占められています。過去5年間の平均流通量は(2016年~2020年)輸入小麦488万トンに対して国産小麦は82万トンとなっています。こうして見ると小麦を使う食品が沢山ありますが、輸入に頼り切っていることがわかりますね。2022年に入ってから小麦価格が高騰していますがこうも輸入に頼っているとまともに影響を受けるのがわかりますね。

引用:農林水産省HP

外国産小麦の問題点

・外国産小麦の問題点として、「ポストハーベスト農薬」と言われている問題があります。「ポストハーベスト農薬」とはいったい何のことかわからないですよね?「ポスト(後)」「ハーベスト(農作物)」=収穫後に散布される農薬のことを言います。収穫後に農薬を散布ってどういう事?ってなりますよね?

難し話になるのでさくっと説明すると、なぜか日本ではポストハーベストは添加物扱いになり、食品衛生法第10条で規定されています。規定されているもの以外に関しては使用は認められていません。しかし、日本国内での生産される作物に関しては、直接作物や実に浸す工程を必要とするポストハーベストは禁止されていますが、輸入される農作物には使用してよいとされています。これはなぜかと言うと、日本に輸送するまでの長距離輸送に耐えるためで、農作物の品質を保ち見栄えの良い状態を維持するためです。

海外から日本に輸入するまでの間、倉庫や輸送中に農作物が腐ったりカビが生えたりしないようにするために農薬が使われていると言うことです。本来食べる部位以外に使われていても、浸透し可食部に残ってしまう問題があります。食品衛生法上の基準がって数値上は食べても問題ないとされるレベルではあると思いますが、よくよく考えてみればいくら数値は問題ないとしても毎日毎食食べるとなるとどうなるのかと考えてしまいますね。

・海外から輸入するということによって「フードマイレージ」と言われる食品(食料)の輸送量と輸送距離を定量的に表した数値では、日本は断トツです。日本は食品(食料)を輸入に頼っているので輸送中のCO2排出量が多くなり地球環境に与える影響も大きくなります。

それでも外国産小麦を選びますか?

国産の小麦を含めた農作物すべてが、農薬を使用していないわけではありませんが、少なくともポストハーベスト農薬を使っていることは限りなく少ないでしょう。国内で消費するんですから、長距離輸送する必要がないですからね。それに、海外から輸入することでかかる輸送中のCO2の排出。今地球環境のことでCO2の排出を削減しようと世界を上げて取り組んでいるんですから、輸入を減らすことで地球環境への負荷も減らすことができるのではないでしょうか?今当たり前に食べることができる、小麦製品について少し考えてみませんか?

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